桜田淳子の輝きの時代 [歌]
青春時代、これだけ長い期間、成長の過程を見せられた歌手はいないように思う。
1973年14歳で歌手デビューして、数々の表情を魅せられた。
特に、その表情の変化は、1975年から1976年を中心として著しかった。
彼女の髪型の変化を指し、セミロング時代と言われている。
今回は、その眩いばかりの変化を振り返ってみたいと思う。その容姿についてはこの映像がすべてを物語る。
曲は、『一人歩き』『17の夏』『ゆれてる私』『夏にご用心』『ねぇ 気がついてよ』というメドレーだ。
その中から『ゆれてる私』1975年11月発売の13作目
前作 『天使のくちびる』に続いて、淳子さん最強時代の核となる曲だと思う。
アイドルど真ん中の時代だ。 表情は自身に満ち溢れ、無敵の表情だ。
よく、桜田淳子さんには、デビュー前からオーラがあった。といわれ、ルイルイの太川陽介さんも、すれ違っただけで、淳子さんの容姿を見て、そのように述懐している。
この時期の表情は、オーラというありふれた抽象的な表現がどれだけ人の心に語りかけるかわからないが、この動画はその言葉がすんなり当てはまる。
前奏の時の不敵な笑みが、一転して、歌唱が始まると、瞳に憂いが宿る。
そして、『あなたはどうするつもりなの』と迫ってくる。
かと思えば『目をそらす』で、瞼を優しく閉じる。
この押したり引いたりされると、一気に引き込まれるものなのだろう。
後は、語るまい。この動画を観ていただければ十分だと思う。
表情にも『黄金比』があるとすれば、この表情のバランスはまさに黄金比なのだろう。
と同時に、顔のバランスは、時を超え、美しさの比率とされる黄金比だと思う。
これが、アイドルの領域を超えた桜田淳子そのものなのだろう。
追伸 動画のUP主さんには、このような動画をUPされたことに感謝します。
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